『コードギアス 反逆のルルーシュR2』感想|アニメ史に残る最終回

感想

(懐アニログ 第2回)

※1期の記事はこちら
コードギアス 反逆のルルーシュ 感想|2006年生まれが今あらためて見た“名作の衝撃” | 懐アニログ

はじめに

1期をサブスクで見ていたとき、最終回のスザクとルルーシュが銃を向け合って終わるあのラストに強烈な引きを感じた。
「早く続きが見たい」という気持ちが抑えきれず、そのまま勢いでR2を見始めてしまったのを覚えている。

結果、R2全25話を2日で一気見。完全にハマっていた。
今思うと、1期のあの終わりからR2の放送開始まで、リアルタイム視聴勢は約1年近く待たされていたわけで、それには素直に同情する。
しかもR2は、1期とは違い日曜夕方のお茶の間向け時間帯での放送だったらしい。その条件下で、あの内容をやっていたのはなかなか攻めている。


R2全体の印象

R2は、1期と比べてやや物語や設定がより複雑になっている印象が強い。
ロボットアクションもインフレが進み、KMF(ナイトメアフレーム)は空を飛ぶようになり、1期で印象的だった「足場を崩す」「地形を使う」といったルルーシュの戦略は、やや影を潜めたように感じた。

ただ、それでも展開の予想外さは健在で、次々に起こる事件に目が離せない。
多少方向性は変わったものの、R2は1期と遜色のない続編だと言っていいと思う。


個人的に印象に残ったキャラクター

ジェレミア・ゴットバルト

通称オレンジ君。
1期でC.C.と共に海に沈んだ彼が、ギアスキャンセラーを得て再登場する展開はかなり印象的だった。
1期終盤の狂気的な感じから比べると、R2では調整されて落ち着いた印象。

シャーリーが亡くなる間接的な要因になってしまった点は重いが、
かつて忠誠を誓ったマリアンヌの遺志を知り、ルルーシュの側近として仕える姿は意外と熱い。
終盤、自ら誇らしげに不名誉だった「オレンジ」を名乗るシーンは素直に面白かったし、
最終的に可愛い女の子とオレンジ農園を経営しているのも、彼らしいオチだと思う。

星刻(シンクー)

「ルルーシュ並みの頭脳に、スザク並みの武力」という触れ込みだったが、
実際は二人を足して3で割ったような、何とも言えないキャラという印象。

中華編ではそれなりに強キャラ感があったものの、その後は目立たなくなってしまった。
おまけに(総集編世界とはいえ)続編の劇場版ではすでに病死しているという扱いで、正直かなり不遇なキャラクターだと思う。

ロロ・ランペルージ

シャーリーを殺したことでどうしても嫌悪感は残る。
それでも、利用されていると知りながら、最終的にルルーシュを逃がすために命を賭けた姿は強く印象に残った。
単純に善悪で割り切れない、コードギアスらしいキャラクターだったと思う。

Cの世界について

Cの世界は、良くも悪くもそれまでのコードギアスらしくない存在だったと思う。
1期から続いていたのは、頭脳戦や政治、戦争といった現実寄りのドラマだった。
それがR2の終盤で、急に神話的で抽象的な領域に踏み込んでいく。

正直、初見では戸惑いもあった。
「ここまで話が広がるのか」と感じたし、すべてを理解できたわけでもない。
それでも、Cの世界があったからこそ、物語は“国家の争い”から“人類全体の在り方”へと引き上げられた。

けれど同時にシャルルやマリアンヌとの決着やコードとギアスについての説明をつけるために賛否はあれど、コードギアスを終わらせるためには必要だった要素だったとも思う。

あのラストについて(ネタバレ注意)

R2を語るうえで、やはり外せないのは最終回の結末だろう。
ゼロレクイエムにより、ルルーシュは公の場でゼロ(スザク)に殺され、世界の共通の敵となることで世界を救った。

これは並大抵の覚悟でできることではない。
ユーフェミアをはじめ、自身の行動で犠牲になった人々への贖罪という意味もあったと思うが、
それ以上に、ナナリーを含めた「生きている人たち」のために、自分を完全に切り捨てた選択だった。

ルルーシュは命だけでなく、後世まで悪逆皇帝として名誉を失うことすら受け入れた。
それでも最後に、最愛のナナリーに真意を理解してもらえたのは、彼にとって唯一の救いだったのではないかと思う。


『コードギアス 反逆のルルーシュR2』総評

  • 最終回は、個人的にアニメ史に残るレベルの結末
  • 1期の魅力的なキャラは健在で、新キャラも多数追加
  • 中華編など中だるみは確かにある
  • 序盤は説明不足で、1期と似た展開に戸惑う人も多いと思う
  • 粗がないとは言えないが、それでも傑作と呼んでいい作品

評価(懐アニログ基準)

  • ストーリー:★★★★★(前作同様、粗はあるものの衝撃的な展開で面白い)
  • キャラクター:★★★★★(概ね前作同様、かなり魅力的なキャラがたくさんいる)
  • 演出・テンポ:★★★★☆(序盤の展開は遅く、中だるみがあるが概ね良好)
  • 音楽:★★★★☆(良曲がそろってる)
  • 作画:★★★☆☆(20年前にしてはかなり綺麗)
  • 総合:★★★★★(名作)

まとめ

次回はコードギアス復活のルルーシュにするか全く別の作品にするかはまだ未定です。   ここまでご覧いただきありがとうございます。

よければ他の記事も見ていただけると嬉しいです。

※1期の記事はこちら
コードギアス 反逆のルルーシュ 感想|2006年生まれが今あらためて見た“名作の衝撃” | 懐アニログ

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